オスタリン(Ostarine, MK-2866)

オスタリン(Ostarine, MK-2866、Enobosarm)は、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)の一種である。筋肉と骨のアンドロゲン受容体に選択的に結合し、アナボリック作用を発揮する。

概要

オスタリンはGTx社によって開発され、筋肉減少症や骨粗鬆症の治療を目的として臨床試験が行われた。SARMsの中では比較的効果が穏やかで、副作用プロファイルも良好とされるため、初めてSARMsを使用する層で人気が高い。

作用機序

筋肉および骨組織のアンドロゲン受容体に選択的に結合し、タンパク質合成を促進する。前立腺や皮脂腺などへの作用は限定的とされるが、「選択的」は「無影響」を意味しない。

効果

  • 除脂肪体重の増加
  • 骨密度の向上
  • 筋力向上
  • 回復促進

臨床試験では、被験者において除脂肪体重の有意な増加が確認されている。

副作用

  • テストステロン分泌の抑制(用量依存的)
  • 肝機能数値の上昇
  • 頭痛
  • 吐き気

比較的副作用は穏やかとされるが、高用量では抑制作用が顕著になる。

法的状況

WADA禁止リストに記載されており、競技スポーツでの使用は禁止されている。FDAは未承認のSARMs含有製品に対して警告を発している。

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