肝胆道系は、肝細胞、胆管、胆汁分泌、薬物代謝、脂質・糖代謝、凝固因子合成などに関与する。AAS文脈では、特に17αアルキル化経口AASと肝障害、胆汁うっ滞、肝酵素変動、肝腫瘍が参照される。[1][2]
主な構成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 肝細胞 | 代謝、解毒、胆汁生成、タンパク質合成に関与する |
| 胆管 | 胆汁の流路を構成する |
| 胆汁 | 胆汁酸、ビリルビン、コレステロールなどを含む |
| 胆汁うっ滞 | 胆汁の生成または流出障害により生じる病態 |
| 薬物代謝 | 酸化、抱合、排泄など複数経路で構成される |
検査項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| AST | 肝臓以外に骨格筋、心筋にも存在する酵素 |
| ALT | 肝細胞障害の指標として参照される酵素 |
| GGT | 胆道系、アルコール、薬剤性変化の文脈で参照される |
| ALP | 胆道系、骨代謝などと関連する酵素 |
| ビリルビン | ヘム代謝産物。黄疸や胆汁うっ滞の文脈で参照される |
AASとの関係
17αアルキル化AASは、経口利用性を高める構造修飾である一方、肝胆道系の有害作用と強く関連する。LiverToxは、アンドロゲン性ステロイドによる肝障害として、血清酵素上昇、胆汁うっ滞、肝紫斑病、良性・悪性肝腫瘍を挙げている。[1]
出典
- LiverTox: Androgenic Steroids (NCBI Bookshelf / Overview) ↩
- Petrović A, et al. Anabolic androgenic steroid-induced liver injury: An update. World J Gastroenterol. 2022. (PubMed Central / Overview) ↩
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