OCTは、On Cycle TherapyまたはOn-Cycle Therapyの略として使われる非公式用語である。
AAS/PEDの使用期間中に関連づけられる薬剤分類、検査項目、有害作用領域をまとめて指す語として用いられる。
医学上の標準化された診断名・治療名ではない。
PCTはPost Cycle Therapyの略で、AAS/PEDの使用後に語られる文脈で用いられる。
OCTは使用期間中、PCTは使用後という時期の違いで区別される。
時期による区別
| 用語 | 略称 | 主な時期 | 性質 |
|---|
| On Cycle Therapy | OCT | 使用期間中 | 非公式用語 |
| Post Cycle Therapy | PCT | 使用後 | 非公式用語 |
関連する内分泌項目
| 項目 | 内容 |
|---|
| テストステロン | 主要な内因性アンドロゲン。AAS/PED文脈では外因性アンドロゲンとの関係で扱われる |
| E2 | エストラジオール。テストステロンやアンドロステンジオンの芳香化によって生じる主要なエストロゲン |
| DHT | ジヒドロテストステロン。テストステロンの5α還元によって生じるアンドロゲン |
| HPTA | 視床下部、下垂体、精巣から成る性腺軸 |
| LH | 精巣Leydig細胞のテストステロン産生に関与する下垂体ホルモン |
| FSH | Sertoli細胞機能と精子形成に関与する下垂体ホルモン |
| SHBG | 性ホルモン結合グロブリン。血中アンドロゲン・エストロゲンの結合分画に関与する |
| プロラクチン | 下垂体前葉ホルモン。ドパミンによる抑制を受ける |
関連する薬剤分類
| 分類 | 主な作用点 |
|---|
| アロマターゼ阻害剤 | アロマターゼ |
| SERM | エストロゲン受容体 |
| 5αリダクターゼ阻害薬 | 5αリダクターゼ |
| ドパミン作動薬 | ドパミンD2受容体 |
| ゴナドトロピン製剤 | LH様作用またはFSH様作用 |
| GnRH関連薬 | GnRH受容体 |
| 肝胆道系化合物 | 胆汁酸代謝、抗酸化系、肝胆道系に関連する経路 |
関連する検査項目
| 領域 | 項目例 |
|---|
| 性ホルモン | 総テストステロン、遊離テストステロン、E2、LH、FSH、SHBG、プロラクチン |
| 血液 | 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット |
| 脂質 | 総コレステロール、LDL-C、HDL-C、トリグリセリド |
| 肝胆道 | AST、ALT、GGT、ALP、ビリルビン |
| 腎・尿 | クレアチニン、eGFR、尿検査項目 |
| 糖代謝 | 空腹時血糖、HbA1c、インスリン |
| 循環器 | 血圧、心拍数 |
関連する有害作用領域
| 領域 | 内容 |
|---|
| 内分泌 | HPTA抑制、性ホルモン分画の変化、プロラクチン関連変化 |
| 心血管・血液 | 血圧、脂質、赤血球系指標、血液粘稠度に関連する変化 |
| 肝胆道 | 肝酵素、胆汁うっ滞、肝代謝に関連する変化 |
| 腎・体液 | 腎機能指標、体液量、電解質に関連する変化 |
| 皮膚・毛髪 | 皮脂、ニキビ、毛髪、体毛に関連する変化 |
| 神経精神 | 気分、睡眠、衝動性、依存性に関連する変化 |