アナボリックステロイドと法律

法的規制の概要

アナボリックステロイドは、世界中のほとんどの国で処方箋なしでの所持・使用が禁止されている。WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の影響力とドーピングスキャンダルの増加により、多くの国が厳しい法規制を採用する傾向にある。

米国の法律

規制物質法

アナボリックステロイドは1991年から米国で規制物質に指定されている。

2004年のアナボリックステロイド規制法改正により:

  1. 規制対象化合物のリストが拡大された
  2. 化合物がヒトで同化作用を持つことの証明が不要になった(構造的類似性のみで指定可能に)

刑事罰

違反の種類初犯それ以降
所持最大1年の懲役+最低1,000ドルの罰金最大3年の懲役+最低5,000ドルの罰金
分配(販売)最大5年の懲役+個人:最大250,000ドル/組織:最大1,000,000ドルの罰金最大10年の懲役
製造最大10年の懲役最大20年の懲役

州法と連邦法

ステロイド関連犯罪は連邦レベルと州レベルの両方で起訴される可能性がある。州法は通常連邦法と同様だが、詳細は州によって異なる。

規制物質の法的定義

2004年アナボリックステロイド規制法における「アナボリックステロイド」の法的定義は、テストステロンおよびその誘導体、塩、エステル、エーテルを含む43種類以上の特定化合物を列挙している。

主な対象化合物:

  • テストステロン、およびそのエステル類
  • ナンドロロン、およびそのエステル類
  • ボルデノン、およびそのエステル類
  • メタンジエノン(ダイアナボル)
  • スタノゾロール(ウィンストロール)
  • オキサンドロロン(アナバー)
  • オキシメトロン(アナドロール)
  • トレンボロン、およびそのエステル類
  • DHTおよびその誘導体
  • その他、構造的類似性を持つ化合物

その他の国々

多くの国が米国と同様の規制を採用している:

  • 英国 — Class C規制物質(所持は違法ではないが、供給は違法)
  • カナダ — Schedule IV規制物質
  • オーストラリア — Schedule 4(処方箋が必要)
  • 日本 — 医薬品医療機器法による規制(個人輸入は1ヶ月分まで)

関連ページ

作成: