CardarineはSARMではない。PPARδ作動薬として、筋肥大ではなく有酸素、Zone 2、減量中の運動量維持に出る周辺薬である。
筋肥大薬ではなく、同じ心拍帯で長く動けるか、朝有酸素を継続できるか、減量中に運動量を落とさないかで判断する。
実例では、5’11”、197lb前後、推定体脂肪19-21%、3マイル走22分、Strongman 5/3/1を週3日、日曜以外は朝の空腹有酸素という設定で始めている。食事は2100kcal、タンパク質240g、炭水化物180g、脂質46g。Cardarineは最初の8週を10mg/day、延長するなら次の8週を20mg/dayにする計画である。
10mg 8週の有酸素型
10mg/dayで心拍と有酸素時間を固定する
| 週 | Cardarine | トレーニング | 主な記録 |
|---|---|---|---|
| 1 | 10mg/day | 朝有酸素、5/3/1週3日 | 体重、ウエスト、3マイル走、睡眠 |
| 2-4 | 10mg/day | 空腹有酸素を固定 | 平均心拍、走行時間、HIITの疲労 |
| 5-8 | 10mg/day | 有酸素量を伸ばす | 体重、腹囲、脚疲労、筋力維持 |
| 9-16 | 20mg/dayは延長時だけ | 同じ条件を維持 | 10mgとの差とリスク許容 |
Cardarine単独で脂肪が落ちるわけではない。2100kcalと朝有酸素が先にあり、同じ心拍帯で長く走れるか、15-20分のHIITを仕事が忙しい週でも残せるかを見る。1週目に体重が194.8lbから196.8lbへ増えても、腹囲が少し落ちるなら、体重だけで失敗と決めない。
20mgは最初から使わない
10mg/dayでも反応が出るなら、20mgへ上げる理由は薄い。経験談では20mgを運動30分前に置く案もあるが、初回は10mgで朝有酸素、傾斜ウォーク、バイク、3マイル走の記録をそろえた方が、薬剤差を読みやすい。
RADやOstarineと重ねるなら主剤を固定する
RAD 10mg/dayにCardarine 10-20mg/dayを重ねると、RADの硬さと筋力、Cardarineの有酸素、食事の減量効果が同時に出る。Ostarine 10-20mg/dayと重ねる場合も、関節感、重量維持、有酸素の楽さが混ざる。Cardarine単体の差を見たいなら、速度、傾斜、ワット、平均心拍を固定する。
Cardarineで見える変化
3マイル走と朝有酸素
3マイル22分のような初期値があると、Cardarineの差を記録しやすい。傾斜ウォーク、バイク、階段でも、同じ速度やワットで平均心拍が下がるか、同じ心拍で時間が伸びるかを残す。30分が45分へ伸びた、朝のHIITを仕事の多い週でも残せた、という形でないと体感だけになる。
食事が先に崩れると意味がない
実例の食事は2100kcal、P240/C180/F46とかなり具体的である。Cardarineで運動量が増えても、摂取カロリーが増えれば体脂肪は落ちない。脂肪燃焼薬ではなく、減量行動を増やしやすくする薬として使う。
長期リスクを軽く見ない
GW501516は代謝・心血管疾患向けの候補として研究されたが、開発は止まっている。WADAの禁止物質であり、健康リスクの警告も出ている。8週の減量補助として使う話と、16週、1か月オン/オフ、毎夏のように繰り返す話は同じではない。
SARMsとの違い
抑制薬ではない
Ostarine、LGD、RADのようなAR系ではないため、抑制や筋肥大を同じ軸で評価すると混乱する。Cardarineの主語は有酸素、心拍、疲労感、走行時間である。
MK-677とは逆方向
MK-677は食欲、睡眠、水分、血糖に出る。Cardarineは食欲ではなく有酸素と持久力に出る。減量中にMK-677を入れると食欲が邪魔になる場合があるが、Cardarineは運動量側に出る。
8-12週後の判断
10mgで有酸素量が増えたか
Cardarineの結論は、体脂肪が薬だけで落ちるかではない。10mg/dayで朝有酸素、3マイル走、Zone 2分数が増えるか、運動量が増えても食事が崩れないか、20mgへ上げる理由があるかである。体重だけではなく、週あたり有酸素分数、平均心拍、摂取カロリー、脚の疲労を並べる。