AAS/SARMsのメンタル副作用は、感情が強くなる方向だけではありません。感情が鈍くなる、他人への共感が薄くなる、冷たくなる、自分や周囲が遠く感じる、brain fogが出る、という形もあります。
このタイプは本人にとってメリットのように見えることがあります。迷いが減った、集中できる、感情に振り回されない、と感じる一方で、周囲からは冷淡さ、共感低下、会話の質の変化として見えます。
薬剤報告で見えるパターン
公開フォーラムの自己申告では、トレンボロンで「emotionally cold」に近い表現、RAD-140でbrain fogや離人感に近い訴え、LGD-4033で快感低下や生活機能低下が語られます。
感情の鈍麻と抑うつは重なります。快感が薄い、楽しいはずのことに反応しない、生活が機械的になる場合は、単なる集中力向上ではなく抑うつ側のサインとして見る必要があります。
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不安と睡眠不足でも起こる
離人感に近い体感は、強い不安や睡眠不足でも出ます。RAD-140やMK-677の自己申告で語られる「現実感が薄い」「頭がぼんやりする」という訴えは、薬剤だけでなく睡眠、血糖感覚、カフェイン、減量、既存不安が重なっていることがあります。
評価するポイント
- 感情が鈍いだけでなく、快感低下や無気力があるか
- 不安、パニック、不眠が同時にあるか
- 周囲から冷たくなった、会話が変わったと言われるか
- 仕事や対人関係の判断が荒くなっていないか
感情の鈍麻は、怒りやパニックほど急性に見えません。しかし、対人関係や仕事の判断を静かに壊すことがあります。サイクル開始後に性格や反応の質が変わった場合は、メンタル副作用として評価します。