皮膚・毛髪・皮脂腺の反応

皮膚、毛包、皮脂腺は、アンドロゲン作用を受ける組織です。皮脂、体毛、頭髪、ニキビ、毛包反応などは、アンドロゲン受容体、DHT生成、局所感受性の影響を受けます。

皮脂腺

皮脂腺はアンドロゲンに反応します。アンドロゲン作用が強い環境では、皮脂産生が増える方向に働くことがあります。

皮脂腺での反応は、血中テストステロン濃度だけでなく、局所DHT生成、AR発現、5αリダクターゼ、年齢、遺伝的背景、皮膚環境に左右されます。

毛包

毛包もアンドロゲン感受性を持ちます。ただし、アンドロゲンに対する反応は部位によって異なります。

体毛ではアンドロゲンが成長を促す方向に働くことがあります。一方、頭部のアンドロゲン感受性毛包では、DHTや局所感受性が毛包ミニチュア化と関係します。

5αリダクターゼとDHT

皮膚や毛包では、5αリダクターゼによりテストステロンからDHTが生成されます。DHTはアンドロゲン受容体に作用します。

局所DHT生成量は、血中テストステロン量だけでは決まりません。5αリダクターゼの発現、DHTの不活化、AR感受性が関係します。

ニキビとの関係

ニキビは、皮脂、毛包、角化、細菌、炎症が関与する皮膚疾患です。アンドロゲンは皮脂産生に関わるため、アンドロゲン環境の変化はニキビの悪化要因になり得ます。

ただし、ニキビはアンドロゲンだけで説明できません。皮膚の清潔、摩擦、汗、寝具、外用薬、炎症体質、食事、ストレスなども関わります。

部位差

同じアンドロゲン作用でも、顔、背中、胸、頭皮、体毛部位では反応が違います。これは、毛包の性質、皮脂腺の密度、局所代謝、受容体感受性が異なるためです。

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