性ステロイドは、血中濃度だけでなく、受容体発現、局所代謝、細胞種、組織構造、年齢、栄養状態、他ホルモンとの相互作用によって組織ごとの反応が変化する。
皮膚、毛包、皮脂腺はアンドロゲン感受性を持つ。皮脂産生、毛包反応、体毛、頭髪、ニキビは、アンドロゲン受容体、DHT生成、5αリダクターゼ、局所感受性、炎症、皮膚環境と関係する。
赤血球産生は、骨髄で赤血球が作られる過程である。アンドロゲンは赤血球産生に関与し、ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数、血漿量、エリスロポエチン、鉄代謝などと関係する。
骨は、アンドロゲンとエストロゲンの影響を受ける。骨形成、骨吸収、骨密度、成長板、骨格発達には性ステロイドが関与する。男性の骨代謝でも、テストステロンだけでなくエストラジオールが重要である。
組織反応は単一の血中ホルモン濃度から直接決まるものではない。局所変換、受容体量、結合タンパク質、炎症、組織修復、代謝状態が組み合わさって表現型が生じる。
ページ
| ページ | 主な範囲 |
|---|---|
| 皮膚・毛髪・皮脂腺の反応 | 皮脂腺、毛包、体毛、頭髪、ニキビ、DHT、5αリダクターゼ |
| 赤血球産生とヘマトクリット | 赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、エリスロポエチン、アンドロゲン |
| 骨と性ステロイド | 骨形成、骨吸収、骨密度、成長板、アンドロゲン、エストラジオール |