基本情報
構造
- 分子式
- C221H342N46O68
- 分子量
- 4731 g/mol [1]
- 分類
- GLP-1/GIP/グルカゴン受容体作動薬
性質
- 投与経路
- 皮下注射(臨床試験)
- 作用機序
- 三重インクレチン受容体作動
- 半減期
- 約6日 [2]
- 承認状況
- 研究段階
歴史
レタトルチド(Retatrutide、LY3437943)は、GLP-1、GIP、グルカゴン受容体に作用する三重受容体作動薬として開発された研究段階のペプチドです。肥満症を対象とした第2相試験では、週1回投与できる薬物動態を持つ薬剤として評価されています。[2]
特徴とリスク
特徴
レタトルチドは、セマグルチドやチルゼパチドの延長線上で語られることが多い代謝系ペプチドです。GLP-1単独ではなく、GIPとグルカゴン受容体も含む三重作動薬である点が主な違いです。[2]
リスク
研究段階の薬剤であり、承認薬の添付文書として確立した用法、有害事象頻度、禁忌を参照できる段階ではありません。フォーラム上では減量補助として名前が出ますが、臨床試験外の入手品では同一性、純度、用量、保管状態を切り分ける必要があります。
GLP-1系薬剤と同様に、消化器症状、食事量低下、脱水、胆嚢・膵臓関連イベントへの注意が必要です。競技者や体重階級競技では、体重変化そのものだけでなく、併用薬、栄養摂取、回復への影響も分けて評価します。[2]
競技規制上の扱い
レタトルチドは、現在のWADA禁止表では禁止物質として個別指定されていません。競技者では、研究段階薬であること、入手経路、併用薬の禁止該当性を個別に確認します。[3]
出典
- PubChem: Retatrutide (PubChem / NCBI / Overview) ↩
- Triple-Hormone-Receptor Agonist Retatrutide for Obesity - A Phase 2 Trial (New England Journal of Medicine / 2023 / Overview) ↩
- World Anti-Doping Agency: 2026 Prohibited List (World Anti-Doping Agency / Overview) ↩
作成: