PEDの作用点別分類

PEDは、目的名ではなく作用点で分類できます。作用点を分けると、同じ「増量」「減量」「持久力」文脈の成分でも、身体側で見られる変化が異なります。

主な作用点

作用点薬剤群主な身体側の変化
アンドロゲン受容体AAS、SARMs、プロホルモン由来アンドロゲン筋タンパク同化、HPTA抑制、皮脂、毛髪、脂質変化
GH/IGF-1系Somatropin、GHRH類似体、GHRP、MK-677、IGF-1 analogsIGF-1、浮腫、血糖、軟部組織、神経圧迫症状
EPO受容体Epoetin alfa、Darbepoetin alfa赤血球生成、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血液粘度
インスリン受容体インスリン製剤血糖低下、グリコーゲン、脂肪・タンパク質代謝、低カリウム血症
甲状腺ホルモン受容体Liothyronine/T3基礎代謝、心拍、体温、タンパク質代謝
β2アドレナリン受容体Clenbuterolなど気管支拡張、心拍、振戦、交感神経系、代謝
ミトコンドリア脱共役DNPATP産生効率低下、熱産生、高体温
PPARδGW501516/Cardarine脂質代謝、持久力関連遺伝子、エネルギー利用
Rev-ErbSR9009/SR9011概日リズム、代謝関連遺伝子、研究段階データ
腎尿細管・アルドステロン受容体利尿剤水分、ナトリウム、カリウム、血圧、腎機能
H1受容体・セロトニン受容体Cyproheptadine食欲、鎮静、眠気
プロゲステロン受容体Megestrol食欲、体重、血栓、糖代謝、プロゲスチン作用

分類上の注意点

Cardarine、MK-677、SR9009は、販売文脈でSARMsと並べられることがあります。これらはアンドロゲン受容体を作用点にしないため、SARMsではありません。

プロホルモンは、体内変換後のアンドロゲン作用によってAASに近い有害作用領域を持つことがあります。構造・販売カテゴリではPED側に置けますが、作用の評価ではアンドロゲン系として扱われます。

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