基本情報
構造
- 分子式
- C50H69N15O9
- 分子量
- 1024.2 g/mol [1]
- 分類
- メラノコルチン受容体作動薬
性質
- 投与経路
- 注射
- 作用機序
- メラノコルチン受容体作動
- 主な作用
- メラニン生成、食欲、性反応への中枢性作用
歴史
誕生と医療用途
メラノタンII(Melanotan II)は、α-MSH関連のメラノコルチン受容体作動薬として研究された合成ペプチドです。承認医薬品として広く使われる成分ではなく、研究用・非正規流通のペプチドとして問題になります。[1]
ボディビル
フォーラムでは、日焼け、食欲、性欲、PT-141との関係で頻繁に言及されます。見た目の変化を目的に語られやすい一方、未承認・非正規流通のリスクが大きい成分です。
特徴とリスク
特徴
メラノタンIIはメラノコルチン受容体に作用するペプチドで、色素沈着だけでなく中枢性の食欲や性的反応とも結びつけて語られます。PT-141はこの系統から性機能側に寄せて開発された薬剤として比較されます。[2]
リスク
色素沈着と皮膚所見
メラノコルチン経路により、皮膚や母斑の変化、色素沈着が問題になります。日焼け目的での使用では、見た目の変化が副作用の検出を遅らせることがあります。
悪心と血圧
類縁のブレメラノチドでは悪心、血圧上昇、色素沈着が警告されています。メラノタンIIでも同じメラノコルチン系の薬剤として、消化器症状や心血管反応を軽視できません。[2]
製品同一性
研究用ペプチドとして流通する製品は、含量、純度、混入、保存条件の問題が大きくなります。成分名だけで実物の安全性を判断できません。
競技規制上の扱い
メラノタンIIはAASやSARMではありません。競技者では、ペプチド・未承認薬・非正規流通品として、最新のWADA禁止表と競技団体の扱いを確認します。[3]
出典
- PubChem: Melanotan II (PubChem / NCBI / Overview) ↩
- DailyMed: Vyleesi bremelanotide injection (DailyMed / NLM / Overview) ↩
- World Anti-Doping Agency: 2026 Prohibited List (World Anti-Doping Agency / Overview) ↩
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