PEDの歴史

PED(パフォーマンス向上薬)の歴史は、医療目的のホルモン研究に端を発し、スポーツにおけるパフォーマンス向上、そして規制の強化へと展開してきた。各時代の主な流れを以下に整理する。

初期:AASの登場と普及(1930年代〜1960年代)

1935年、テストステロンの合成に成功したことでアナボリックステロイド(AAS)の歴史が始まった。第二次世界大戦中の栄養失調治療を経て、1950年代にはナンドロロンやメタンジエノン(ダイアナボル)が開発され、スポーツ界へ急速に普及した。

1960年代にはオリンピック競技での使用が拡大し、倫理的問題として認識され始めた。

規制:ドーピング検査と規制(1970年代〜1990年代)

1988年のソウルオリンピックでのベン・ジョンソン事件を契機に、ドーピング対策が本格化した。1990年代には検査技術が発展し、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)設立へとつながった。

現代:SARMs、プロホルモン、ペプチド(2000年代〜)

AAS以外のPED(SARMs、プロホルモン、ペプチドなど)が登場し、規制の対象も拡大した。2010年代以降はWADAによる監視がさらに強化されている。

AAS固有の歴史と医療用途

AASに特化した歴史と医療応用については、AASカテゴリで詳しく扱っている。

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