ナンドロロン系AASは、19-ノル系に分類されるAASです。
テストステロン系とは、エストロゲン化、5α還元、DHT/DHNの関係が異なるため、同じ感覚で扱うと誤解が生まれます。
代表的な化合物
| 化合物 | 特徴 |
|---|---|
| ナンドロロンデカン酸エステル | 長時間作用型。Deca-Durabolinとして知られる |
| ナンドロロンフェニルプロピオン酸エステル | デカン酸より短時間作用 |
| ナンドロロンラウラート | より長時間作用のエステル |
| ノルエタンドロロン | 経口19-ノル系AAS |
エステルの違いは主に放出速度と作用時間に関わります。
特徴
ナンドロロン系は、一般に以下のような特徴で語られます。
- 19-ノル系の構造を持つ
- テストステロンよりDHT化の文脈が異なる
- 5α還元でDHNへ変換される
- エストロゲン関連副作用の出方がテストステロン系と異なる
- プロゲスチン様作用やHPTA抑制も考える必要がある
「アンドロゲン性が低い」と説明されることがありますが、それだけで安全性や副作用を判断するのは不十分です。
テストステロン系との違い
テストステロンは5α還元酵素によりDHTへ変換されます。
一方、ナンドロロンは5α還元によりDHNへ変換されます。
この違いにより、DHT対策薬、脱毛、性機能、アンドロゲン性副作用の見方が変わります。
詳しくは ナンドロロンとDHNの代謝 に分けています。
医療用途
ナンドロロン系は、歴史的に骨粗しょう症、慢性消耗、貧血などの文脈で使われてきました。
ただし、現在の医療用途や適応は国や時代によって異なります。
医療用途全体は AASの臨床応用 に分けています。
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