性ステロイドは、コレステロールを前駆体として合成されるステロイドホルモンである。アンドロゲン、エストロゲン、プロゲストゲンは、生殖、二次性徴、骨、筋、皮膚、毛包、血液、中枢神経系などに関与する。
ステロイド生成では、コレステロールからプレグネノロンが作られ、その後にプロゲステロン、アンドロゲン、エストロゲンなどへ分岐する。生成されるステロイドは、組織に存在する酵素の種類と発現量によって変化する。
テストステロンは主要な内因性アンドロゲンである。テストステロンはアンドロゲン受容体に作用し、5α還元によってジヒドロテストステロンへ、芳香化によってエストラジオールへ変換される。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンの5α還元で生じるアンドロゲンである。DHTはアンドロゲン受容体への親和性が高く、皮膚、毛包、前立腺、外性器などの組織反応と関係する。
エストラジオールは主要なエストロゲンであり、主にアロマターゼによるアンドロゲンの変換で生じる。男性でも骨、性腺刺激ホルモンのフィードバック、性機能、乳腺組織、脂質代謝などに関係する。
血中の性ステロイドは、遊離型、アルブミン結合型、SHBG結合型として存在する。総濃度、遊離濃度、結合タンパク質、局所変換、組織感受性は同一ではない。
ページ
| ページ | 主な範囲 |
|---|---|
| ステロイド生成 | コレステロール、プレグネノロン、プロゲステロン、アンドロゲン、エストロゲン |
| テストステロン | 主要循環アンドロゲン、AR作用、DHT・E2への変換、血中分画 |
| DHT | 5α還元、AR親和性、皮膚、毛包、前立腺 |
| エストラジオール | 芳香化、ER作用、骨、フィードバック、性機能、乳腺組織 |
| プロゲステロン | プロゲストゲン、ステロイド生成中間体、PR作用 |
| 血中分画と結合タンパク質 | 遊離型、アルブミン結合型、SHBG結合型、生物学的利用可能分画 |
| 5α還元 | テストステロンからDHTへの変換、5αリダクターゼ |
| 芳香化 | アンドロゲンからエストロゲンへの変換、アロマターゼ |
| 局所ステロイド代謝 | 組織内変換、不活化、局所濃度、組織差 |
ステロイド生成
コレステロールから性ステロイド、グルココルチコイド、ミネラルコルチコイドが作られる基本経路。
テストステロン
主要な内因性アンドロゲンであるテストステロンの産生、血中分画、変換、作用。
DHT
ジヒドロテストステロンの生成、アンドロゲン受容体への作用、テストステロンとの違い。
エストラジオール
主要なエストロゲンであるエストラジオールの生成、受容体作用、男性での役割。
プロゲステロン
プロゲステロンの生成、プロゲステロン受容体、ステロイド生成での中間体としての役割。
血中分画と結合タンパク質
性ホルモンの遊離型、アルブミン結合型、SHBG結合型、生物学的利用可能分画。
5α還元
テストステロンからDHTへの5α還元、5αリダクターゼの型、組織発現、代謝。
芳香化
アロマターゼによるアンドロゲンからエストロゲンへの変換、基質、生成物、発現組織。
局所ステロイド代謝
血中濃度、組織内変換、局所酵素、受容体反応の違い。