19-ノル系AASは、テストステロン骨格の19位メチル基を欠くステロイド性アンドロゲンです。19-ノルテストステロンはナンドロロンです。[1][2]
代表的な化合物
| 化合物 | 位置づけ |
|---|---|
| ナンドロロンデカン酸エステル | 長時間作用のナンドロロンエステル |
| ノルエタンドロロン | 17αエチル化19-ノル系経口AAS |
| エチルエストレノール | 3位ケト基を欠く17αエチル化19-ノル系AAS |
| トレンボロン | 9,11二重結合を持つ19-ノル系AAS |
| ミボレロン | 7αメチル・17αメチル19-ノル系AAS |
| メトリボロン | 17αメチル化・4,9,11-triene構造を持つ19-ノル系AAS |
ナンドロロンとDHN
ナンドロロンは5αリダクターゼによりジヒドロナンドロロン(DHN)へ変換されます。DHNはDHTとは異なり、ナンドロロン本体よりアンドロゲン作用が弱い代謝物として扱われます。[1][2]
芳香化とプロゲスチン作用
ナンドロロンはアロマターゼによりエストロゲンへ変換されますが、変換率はテストステロンより低いとされています。[2]
19-ノル系AASでは、プロゲスチン作用が問題になる化合物があります。ナンドロロン、トレンボロン、メトリボロンなどは、アンドロゲン作用だけでなくプロゲスチン様作用の文脈でも扱われます。[2]
出典
- Endotext: Androgen Physiology, Pharmacology, Use and Misuse (Endotext / NCBI Bookshelf / Overview) ↩
- Kicman AT. Pharmacology of anabolic steroids (British Journal of Pharmacology / 2008 / Overview) ↩
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